院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆◆ 休診日のお知らせ ◆◆
☆6月14日(木)は休診いたします。
☆8月11日(祝日)~19日(日)は夏季休診期間です。
・・・ 以上の日はご来院されないよう、ご注意下さい。
☆ 堺市 各種がん検診 無料化のお知らせ (院長) ☆
現在の死亡原因のトップが“がん”であることは周知のことですが、特に早期発見が重要です!がんの初期は無症状であることがほとんどで、早期発見のためには年に一度のがん検診がお勧めです。
このたび堺市では各がん検診が無料化(一部有料)されました。 がん検診を受けない人がまだまだ多い実情ですが、「がん検診を受けて良かった!」と命拾いした人が数多くおられますので、ぜひとも年に一度、がん検診を受けられてください!!
★肺がん、胃がん、大腸がん、さらに女性での子宮がん、乳がんの、以上5つを5大がんとされ、死亡者数が多く、がん全体の大半を占めます。
<堺市の、がん検診一覧>
◎胃がん検診(内視鏡とレントゲン(バリウム) の選択制): 満50歳以上の偶数年齢の方
◎肺がん検診(胸部レントゲン): 満40歳以上
◎大腸がん検診(2回の検便): 満40歳以上
◎子宮がん検診: 満20歳以上の偶数年齢の女性
◎乳がん検診: 満40歳以上の偶数年齢の女性
☆胃がんリスク検査(血液検査;胃がんが発生する 危険度をみる検査で胃がんがあるかどうかを調べる ものではない): 満40歳~49歳、1回限り、1000円)
☆前立腺がん検査(血液検査;血清PSA値測定): 満50歳~69歳の男性、1回限り、1000円) (※但し、前立腺がん検診は特定健康診査、 または、他のがん検診と同時実施必要)
★当院でできるがん検診は、肺がん、大腸がん、前立腺がんです。
◇がん検診の詳細は、堺市のホームページまたは、がん検診総合相談センター(072-230-4616)まで。 (院長)
☆ 堺市特定健診の無料化・後期高齢者健診の
項目改訂等のお知らせ (院長) ☆
従来から、当院では、堺市国民健康保険に入っている40歳~74歳の方への特定健康審査(特定健診)と、大阪府の後期高齢者健診(大阪府下在住の75歳以上の方)を実施しております。 これらの健診の従来の検査項目が不十分であったこと等の見直しで、検査項目が増えました(腎機能の評価の充実、心電図検査実施条件の緩和、等)。
さらに、特定健診が従来は若年者は500円の負担が必要でしたが、今年度からは、全員無料となりました(後期高齢者健診は従来から無料)。 これらの変更で受診される方が増えればと思っております。(院長)
<当院での健診の実施について>
●(予約制)必ず事前にお電話等でご予約下さい。
●健診当日、健診の受診券を必ずご持参下さい。
●通常の診察とは別の日に実施いたします。
★前掲の、各種がん検診と同時実施もできます。
☆★ 健康教室開催のご案内★☆
このこころ誌でも事前にご案内させていただきましたが、この3月~4月、南区(泉北ニュータウン内)の各種団体主催のシンポジウムで、院長が基調講演させていただく機会があり、多くの住民の方々にご参加いただきました。 お陰様でご好評を得ました。 ご都合がつかずにご参加できなかったと残念に思っていただいている方々も多く、次回の健康教室では、上記院長の基調講演の再講演を行なわせていただくことといたしました!
①「南区(泉北ニュータウン)の良いところ再発見!」
(3月10日(土)南区市民公開シンポで講演)
②「在宅往生・在宅看取りを目指すためには?」
(4月14日(土)三つ葉の会市民向けシンポで講演)
●日時:平成30年7月5日(木)14時開始
●場所:栂文化会館・3階第1講座室(15時半まで)
ご参加ご希望の方は受付までお申し込みください。ご多数の参加をお願いいたします。(院長)
💖 院長の講演を聞いて 看護師 山戸 直子
今年も花粉の時季も過ぎ、新緑の季節がやってきました。 年々1年の重みを感じる年齢となってきました。 日々、頭や身体を使わなくてはと思っています。 日頃、院長より研修の機会の案内を色々頂き、参加出来るものは参加と思っている折、4月14日にビックアイにて院長の講演、“在宅看取りを目指すためには、どうしたらいいの?”に参加しました。 クリニックも丸20年を過ぎ、通院されている患者様も今後の不安を話されているのを耳にします。 これは参加しなくてはと思いました。 普段院長は忙しく話しする事も少ないです。 今私は院内勤務に専念していますが、以前は在宅医療を行なう院長の後を小走りでついて行きました。 院長の患者さんを思う心に私もお手伝いできればと!
私も義父、義母、義兄(パーキンソン病)を看取った今、院長の話が大変良くわかりました。 普段から信頼できるかかりつけ医を持ち、その先生にすべてにおいて相談できること、相談の窓口の充実(かかりつけ医、地域包括支援センター、ケアマネージャー、訪問看護ステーション)が大切。 院長はいつも連携が重要と、常にこまめに他職種の方々と面談されています。 私達職員も院長、副院長とこれからも力を合わせてクリニックの発展に努めて行きたいと思います。 院長と出会い20年になり、出会いに感謝しています。
(前面にご案内:7月6日に再講演がありますので、ぜひご参加をお願いします!)
💖 梅雨の時期の過ごし方 事務長 森永 真紀
もうすぐ梅雨のうっとおしい時期に入りますね。梅雨に体調を崩される方も多いと思います。 その原因として大きく3つ挙げたいと思います。
1.気圧による変化 ⇒ 気圧が下がると身体の内圧が上がり膨張する感じが出てきて、膝や関節の痛み・頭痛などの症状が発生しやすい。
2.湿度による変化 ⇒ 湿度の影響が大きく東洋医学的には「湿邪(シツジャ)」と言うそうです。 倦怠感や浮腫・食欲不振・下痢などの症状が発生しやすい。
3.ホルモンの問題 ⇒ セロトニンとは「気分をスッキリさせる」「自律神経を調整する」「痛みをコントロールする」などの作用がありますが、このセロトニンは日光を浴びる事で増やす事ができる為、梅雨時期には不足しがちになるので「気分が優れない」症状が発生しやすい。
このような症状が起こらないように対策として・・運動をする(ウォーキング・散歩など)・日光を浴びる・早寝早起きをして生活のリズムを整える事が重要です。 約1ケ月間ほど嬉しい時期ではありませんが、梅雨も大切な時期なので上手に過ごして乗り越えていきましょう!!
★ 納豆の効果的な食べ方 (院長) ★
納豆は、血栓予防、骨粗鬆症予防、病原体撃退、がん予防等の様々な効用を持っていて大変注目されていますね。 効果的な食べ方について一挙ご紹介!
●なるべく賞味期限切れ近くのものを買うのが良い?:
発酵が進むほど有効成分が増すのだそうです!
●良くかき混ぜて(50回以上)食べるのが良い:
納豆菌が作り出すナットウキナーゼが血液をサラサラにする作用がありますが、胃で分解されやすく、良くかき混ぜてネバネバを増やすと胃で分解されにくくなり、体内で効果を発揮しやすくなるそうです。
●熱を加える調理や熱すぎるご飯にかけるのを避ける:
上記のナットウキナーゼ等の有効成分は蛋白質のため、熱によって分解されます。 調理では熱を避け、ご飯には少しさめてから納豆をかけると良いでしょう。
●夕ごはんで食べるのが、より効果的!:
脳梗塞や心筋梗塞は午前中に起こりやすく、前夜に食べると血栓予防効果が朝方に一層発揮されます。
●生卵をかける場合は卵黄のみ使用するのがお勧め:
納豆の有効成分「ビオチン」は美肌効果があるも、卵白と結合しやすく吸収されずに体外に出て行くため、卵をかける場合は卵黄だけ使用するのがお勧め。
●1日1パックで十分!:
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをしますが、取り過ぎると悪影響あり! また、高カロリー(1パック約100kcal)です。 「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」ですね。