院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆休診日・冬季休診期間のお知らせ◆
☆11月: 11月14日(木)は休診いたします。
★年末年始の休診期間:12月27日~1月5日
12月26日(木)午前診が年内診療最終です。
1月6日(月)午前診より、年始診療開始です。
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★堺市・堺市医師会主催の市民向け講演会に、院長が、基調講演いたします!★
このたび、堺市南区の市民を対象とした「地域交流セミナー」が開催されます。 その基調講演を当院院長がさせていただくことととなりました。
●テーマ: 【家で暮らしたい、いつまでも・・・~あなたを支える南区の輪】 ~ 参加無料 ~
●日時:令和元年12月5日(木)14時開始
(受付開始13時30分) (~16時まで)
●場所: (泉ヶ丘)ビッグ・アイ 大研修室
<第1部> 基調講演: 講師 嶋田一郎(当院院長)
テーマ: 「“ここまでできるの?”
皆で支える在宅医療・在宅介護」
<第2部> パネルディスカッション (各種業種の方々で)
テーマ: 「色々な職種で支える安心の輪」
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★参加ご希望の方は、南基幹型包括支援センターまでお問い合わせください(☎072-290-1866)
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★インフルエンザワクチン接種のご案内★
現在インフルエンザワクチン接種を実施中です。 1月31日までの期間、当院で実施いたします。 インフルエンザワクチンについては、効果が不確実ですが、接種した方がかかっても軽症ですむといわれています。 特に病弱のご高齢者ではインフルエンザが重症化しやすく、ご高齢者では接種する意義があると考えます。 なお、卵・鶏肉のアレルギーのある人は接種できません。
13歳以上では、1回接種で十分とされています(12歳以下は2回接種が勧められています)。
特に予約は不要で、当院診察時間内に適宜お越し下さい(診察開始直後の時間帯は大変混み合うためご来院を避けて下さい)。 定期受診されている方は受診の際に接種できます。
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<インフルワクチン接種の費用について>:
(ワクチン代+接種手技料)4000円(税込)です。
☆堺市在住の65才以上の方は、堺市からの補助があり、自己負担額が1500円で済みます。
☆無料となる条件に該当する方は、証明できるものをワクチン接種当日にご持参下さい。 接種時にご提示されないと無料になりません。
☆無料券をお持ちの方は、ワクチン接種当日に ご持参下さい(接種時にお持ちでなければ、 無料にはなりません)。 詳細は受付まで。
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♡ 秋の健康教室が開催されました そのご報告 ♡
看護師 細井 麻紀子
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2019年10月23日(水)栂文化会館にて、『認知症を予防し、進行させないための日々の心がけについて』のテーマで、院長による健康教室が開催されました。 皆様の興味ある内容であり、定員を上回る申し込みがありお断りしなければならない程でした。 初めて健康教室へ参加したのですが、地域の皆様の健康への意識の高さを感じました。
「老化によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の違いから始まり、症状・原因疾患・認知症への流れを勉強し、どういった生活を送れば認知症を予防し、進行させないか映像も交えたお話で興味深く聞かせてもらいました。 脳の活性化に役立つ体操も参加者の皆さんと実践し、笑い声も響き渡る程でした。最後の質疑応答にも積極的に挙手され、大盛況に健康教室が終わりました。
人とのつながりが少ない人の方が死亡率が高いことが英国の大学の研究結果にあり、人とのつながりを持つことが認知症予防に最も大切です。 当クリニックに通院されている患者様・健康教室に参加された方、皆さん笑顔が素敵で楽しく会話されることが多い印象を持っています。 私事ですが、父親は仕事引退してから自宅でテレビ鑑賞・パソコンしている時間が増え、足の筋力も落ちてしまっています。 孤立が体や認知機能に最も悪いと院長の話にもありましたが、コミュニティにも属していません。 今回の資料を渡し一緒に体操し継続してもらわないと私の親こそ認知症のリスクが高いと感じました。 認知症の前段階であれば、生活習慣の改善により認知機能の改善が見込めるので、さっそく日々取り組んでいきたいと思っています。 人とのつながりを持ち、日々の心がけにより楽しく笑顔で日々過ごしていきたいと思います。
★健康教室に参加できなかった患者様、資料を差し上げますので、受付にお声掛けください。
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♡ 冬に向けての冷え対策・予防について ♡
事務長 森永 真紀
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冬の寒さの本番に向けて備えなければならない時期ですね。 風邪・インフルエンザなどの予防や対策は色々ご存じだと思いますが、冷えの対策はどうでしょうか? 今回は「冷え」について少しお話ししたいと思います。
冷えはちょっとした不調と思われがちですが、実は万病のもとで、多くの病気の根源に冷えがあるのではないかと注目されているそうです。 冷えの治療は難しく、病気にならないように自己管理が重要になってきます。 冷えに効果のある温めポイントとして、肩がこりやすい人や、首が冷えると風邪をひきやすい人は首の後ろが大事な温めポイントとなります。 また、冷えると内臓の働きが低下して免疫力も下がり、全身の活動にも影響します。 冷えから体調を崩しやすい人や手足に冷えを感じやすい人は全身を温めましょう。 全身に温かい血液を巡らせるには、おへその下あたりを温めるのが効果的で、体全体を温める事ができます。近年低体温の方が年齢を問わず増加しているようにも感じるので、起床時や就寝前の体温測定の習慣をつけて活用すると、自分の平熱がわかり体調管理にも役立ちそうですね。 今では常識的な予防対策ですが、手洗い・マスク着用をしながら、寒い冬を乗り切りましょう!!
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♣ その保険、本当に必要ですか? 院長 ♠
かんぽ生命をめぐって不適切な契約が横行したことは記憶に新しいですが、 「保険」というものを根本的に見直すチャンスではなかったでしょうか。
数ある保険の中で、実は「医療保険」はいらない保険の代表格なのです! 日本の公的医療保険制度は「高額療養費制度」という優れたしくみがあります。 「大病をすると医療費の支払いで困窮」というイメージがありますが、実は医療機関への支払いが一定額を超えると戻ってくる制度があり(戻ってくる額は各自で違いますが)、保険医療で支払う額はどんなに費用がかかっても1か月50万円ほどが上限になります。 保険会社は不安をあおっていますが、支払う保険料の総額が、実際に医療機関に支払う額よりも多くなっている人がとても多いという事実があるのです! 保険会社が損をしないよう、様々なからくりがあるのです!(私が保険会社の人から聞いたりしたことです。) 今一度再考を!
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♀ “右”と“左”についての閑話 院長 ♂
●医学の学会等で時々東京に行きますが、新幹線で東京についた実感は、エスカレーターに乗る時にいつも感じます。 そう、大阪と東京ではじっと立っている人の乗る側が違っていますね! 実は大阪のように右側に立つのは、西は姫路くらい、東は滋賀県(ただし京都では左立ちが多いとか)くらいと、結構狭い範囲のようです。 しかし、世界的には「大阪の乗り方が世界標準」とのことです。
●これはラジオで話されていたことですが、日本ではなぜ車が左側通行か? それは江戸時代にさかのぼるとのことです。 当時速い乗り物といえば馬ですが、武士が腰に差している刀は左側にあり、馬に乗るときは邪魔にならないように馬の左から馬の背に乗るため、馬が道の左側にたたずんでいる必要があります。 馬が車に代わってもそれまでの慣習が引き継がれたとのことです。 なるほど!
●道路交通法では「歩行者は右側通行」ですが、無意識に歩いていると左側通行になりがちではありませんか? 実際大阪の地下道などでは左側歩行になっているところが多いですね。 心臓では左心室から押し出される血液が体全体に回り、左が強く動いているので、人間の意識の上で、左側が接触することを避ける本能があるという説があります ・・・ 右と左というテーマは奥深いですね!
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