◆夏季休診期間のお知らせ◆

夏季休診期間: 8月12日(水)~16日(日)

以上の期間中は全面休診となりますので、ご来院されないようご注意下さい。

 


★ 院長の病状経過ご報告 ★

 

院長自身のことですが、前号でもご報告した通り、腎臓の腫瘍のため、片方の腎臓の全摘出手術の後、抗がん剤治療を予定通り受けてまいりました。 現時点では再発等を認めず、順調に経過いたしております。 ただ、治療に伴う副作用(貧血や体力減退等)が続いており、また、治療後も通院検査が続く予定です。 幸いにも、午前診や日中の在宅医療は何とかこなせております。

 

ご来院された方々はじめ、皆様方には、ご心配をおかけしており、「くれぐれもお大事にしてください」「これからも頼りにしていますので無理のない範囲で医療を続けてください」等、温かいお言葉を頂戴し、大変感謝いたしております。 皆様方の想いを胸に、十分に体調管理を行いながら、これからも診療を続けて行きたいと思います。

 

夜診帯のご受診が都合の良い方々には大変申し訳ございませんが、引き続き夜診の休診を継続させていただき、午前診のみの診察に限定させていただきます。 今後、夜診を復活するかどうかについては未定です。 勝手ながら、どうぞご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。(院長)

 


◆ 「ウィズコロナ」の時代の、新型コロナウイルス対策  ◆  副院長

 

緊急事態宣言が解除され、社会活動も徐々に戻りつつあります。 しかし、ウイルスがなくなったわけではなく、連日PCR検査陽性者の報告がされています。 現在まだワクチンは開発段階ですので、ウイルスと共存しながら生活をするいわゆる「ウィズコロナ」にあり、感染しない、感染させない対策は継続していく必要があります。 そこで私たちができる対策をまとめてみました。

 

こまめに手を洗う アルコール消毒、ウェットティッシュで手を拭くのもOK.。

 

手が触れるところをこまめに拭き掃除する。

 

③便にウイルスが排出されるという報告もあり、トイレの掃除も大切です またトイレでスマホを使うと、画面にウィルスが付着する可能性が高まるため、トイレでスマホを使わないようにしましょう

 

人と会話するときは必ずマスクをする。 鼻がマスクの外に出ていると効果半減しますので、きっちりと口と鼻を覆うようにマスクをつけることが必要。

 

⑤空気中にウイルスが漂って感染することがありますので、こまめな換気が必要です。 30分ごとに1回窓を全開にするのがいいといわれていますが、クーラーをつけながら窓を2か所5~10cm開けっ放しにしていても同様の効果があると言われています。

 

⑥在宅勤務・休校は軽症者数は減らせるが、重症者数は減らせないそうです。 重症者数を減らすには、商業施設の密集を防ぐことが必要との報告があります。 それには、商業施設へ行く回数を減らしたり、多人数で行かない、滞在時間を今までの半分にする等の対策が有効と言われています。

 

「ウィズコロナ」の時代を生き抜くために実践していただきますようお願いします  (副院長)

 


♡ 今年の夏の熱中症対策について

          事務スタッフ  原田 美希

 

今年も暑い時期がやってきました。 皆さん体調は崩されていませんか? 今年はこの暑さに加え、マスクをする時間が多くなり例年より熱中症のリスクが上がると言われています。

 

人の多い場所ではマスクは必須ですので、保冷剤を入れることができるマスクやひんやり感じられるマスクなどを使用するのも1つかと思います。 またマスクはひだの向きや表裏を間違うと正しく着けた時よりも熱がこもるそうなので、再度パッケージを見て着け方が正しいかもチェックしてください。

お家の中や周りに人がいない場所ではマスクを外し、熱中症のリスクを下げるようにしましょう。

 

前置きが長くなりましたが熱中症対策グッズのおすすめをご紹介したいと思います。

 

個人的に去年使ってみてよかった!という物は首から下げるタイプの扇風機です。

まだ歩けなかった娘を抱っこ紐で抱っこしなくてはならなかったのでとても重宝しました。 両手が空くのでとても便利です!

 

水に濡らして首を冷やせるタオルもおすすめです。 首は大きく太い血管があるので首を冷やすと身体を効率的に冷やせると言われています。 熱さま用シートなどでも代用できるのでぜひお試しください。

 

この他にも色んな熱中症対策のグッズがあるので、ご自身にあった物を探してみてはいかがでしょうか。

 


♡ 歯周病菌は かなりタチが悪い! ♡

       看護師長  佐野 亜紀

 

ここ数年歯槽膿漏の原因となる歯周病菌が全身に悪さをすることがわかってきました。 何しろ、プラークと呼ばれる歯垢には便と同じ数くらいの細菌がいるそうです。

 

睡眠中、知らずに唾液が肺に流れ込む誤嚥性肺炎以外にも、歯周病菌は毒素を出して食後の血糖値を下げるインスリンを出しにくくし、糖尿病を悪化させますし、動脈の内側に粥状の物が溜まるタイプの動脈硬化では歯周病菌の遺伝子がしばしば出るそうです。 ですので、動脈硬化や心筋梗塞に影響があるそうです。 研究段階ですがエイズウイルスを活性化する作用もあるそうです。

 

さて、新型コロナウイルスですが、肺の炎症だけではなく全身の血管に悪さをしている?など少し判りつつあります。 日大歯学部細菌学教室のホームページによると歯周病がウイルス感染症の発症と進展に影響を及ぼすのでは?と考えて研究中だそうです。 新型コロナも歯周病菌も深い関係があるのでは?と個人的に思っています。 今日からより丁寧に歯磨きしたくなりますよね。

 

入れ歯にも歯垢が付くので歯磨きが大切です。 消毒液は菌が作り出した膜には効果が無いので、先にブラッシングして下さいね。 長時間磨く時は歯磨き粉を使わず、力を入れずに小刻みに磨きましょう。 ソフトなブラシで歯と歯肉の間を磨くのがコツです。 強い力で表面を削り取ると知覚過敏で辛くなりますので要注意です。

 

毎日行う歯磨きを意識することが感染防御になるのであれば嬉しいですね。

 


自粛生活の中での雑感  ☆   院長

 

  • ●コロナの感染状況が落ち着いてきたと思ったら、また広がる懸念が出てきました。 本当に落ち着くまでまだまだ時間がかかりそうです。 そんな中、“新しい生活様式”なる言葉で代表されるような、新たな活動スタイルに私も巻き込まれています。 一旦色んな学会や講演会、密な会議が軒並み中止されましたが、その後はZoomやSkypeを用いた参加形式に次々と変更され、パソコンの前に座って、講演を聞いたり、会議をしたりと、自室に座ったままでのやり取りが増えてきました。 便利な反面、意識しないと運動不足で脚が弱りそうです。

 

  • ●「TV番組の過去の放送ばっかりで、つまらない」と言われる方も多いですが、私にとっては、過去見れなかった番組を見る機会ができて良かったと思っています。 過去のドラマ(ノーサイドゲーム、下町ロケット等)など、時間がなくて見れなかったものを見る機会ができ、遅ればせながら堪能しました。 一旦立ち止まって今までできなかったことを色々と手掛ける時間もできました。 自粛生活も悪くない?

 

  • ●日本人はコロナの感染者や死亡者が少ないのはなぜか?と、その要因を「ファクターX」などと呼ばれ、世界から注目されています。 遺伝子の背景や生活様式、BCG接種の効果などが取りざたされています。 全く個人的意見ですが、私は、日本人の“利他主義”が1つの要因と考えています。 マスクをしたからと言って自分への感染予防は十分ではないとされ、欧米を中心にマスクをする習慣を未だ軽視する人が多いのですが、日本人が「マスクをすれば他の人への感染をかなり防げる」と、暑い中でも我慢してマスクを積極的にしています。 マスクに限らず、「他の人に迷惑をかけてはいけない」と、命令されるまでもなく、他の人のために自らを律して、人混みを避ける、外出を控える、他の人との距離を保つ等々の、自粛・配慮を自然に行う・・・そういった他の人の不利益にならないように自然と行動するという、“利他主義”がコロナ感染の勢いを抑えているのではないかと考えます。 ただ、“自粛警察”などの出現もあり、同調圧力を受けやすい国民性ですので、行き過ぎも良くないことだと思います。 早い終息を願います。(院長)