院内報「こころ」Medical Journal KOKORO
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第148号:令和7年1月6日
◆ 年頭にあたって: 巳年に関連して ◆
皆様、明けましておめでとうございます。 今年は十二支六番手の巳年です。
「巳」の原字は頭と体ができかけた胎児の姿を描いたものと言われ、さらに蛇が冬眠から覚めて地上にはい出す姿を描いたものとも言われており、「起こる、始まる、定まる」などの意味があるそうです。 また「巳」の字は「止む」意味もあり、草木の成長が極限に達して次の生命が作られはじめることを意味するそうです。
蛇は古来より豊穣や金運を司る神様として祀られることもあり、神聖な生き物として認識されてきました。 たくましい生命力があり、脱皮をするたびに表面の傷が治癒していくことから、医療、治療、再生のシンボルともされています。
また、運気を上げる縁起物となっており、蛇の登場する夢を見ると吉兆とされていたり、蛇皮の財布や、蛇の抜け殻を財布に入れて持ち歩くと金運が上がるともいわれています。
また、今年の干支は「乙巳(きのと・み)」で、「乙」は、十干の2番目。生命の循環で言えば、誕生間もなくで、窮屈にかがまっている状態を表しています。 「陰陽五行思想」に基づき、漸進、善意、紆余、進展といったことを表しているとされています。
以上より、「乙巳」の本年は、成長し切って停滞した事柄を糧として、一気に変化を起こす年になりそうです。 今の日本や世界の閉塞感が打ち破られて、蛇が脱皮するがごとく発展する年になることを願いたいですね。
なお、今年の恵方は西南西(正確には、西南西のわずか西寄り)になります。(恵方にはその年の福徳を司る神・歳徳神(としとくじん)が降臨し、立春から節分までの一年間、諸々のことに大吉とされる方位です。) 今年の節分(今年は2月2日)には西南西の若干西寄りを向いて「恵方巻き」を食べましょう。
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年始恒例のことわざ調べ、年頭にあたり、蛇(巳)にまつわる格言・ことわざ・比喩を調べてみました。「吠える虎」「跳ねる兎」「天翔る竜」と続いたのに比べ、格言やことわざの世界では蛇は地味な様ですし、蛇の恐ろしさに由来するものが多くみられます。
● 蛇足(だそく)(又は)蛇を画いて足を添える
余計なつけたし。 無用のもの。 昔、楚(そ)の国で数名の者が酒を賭(かけ)にして、蛇(へび)を早く描(か)きあげる競争をしたが、早くできた一人が得意になり、不必要な足まで描き加えたために、酒をもらいそこなったという故事より。
● 藪をつついて蛇を出す(又は)「やぶへび」
わざわざ藪をつついて蛇を追い出し、それに噛まれるような愚かなことをする、ということから、余計なことをして、思わぬ災いを受けることをいう。
● 蛇に噛まれて朽縄(くちなわ)に怖(お)じる
蛇に噛みつかれてから、腐った縄を見ても怖がる、ということから、危険な経験によって恐怖からすっかり臆病になってしまうことをいう。
【類句】羮(あつもの)に(懲りて膾(なます)を吹く
● 蛇(じゃ)の道は蛇(へび)
大蛇の通る道は、蛇ならばおのずからわかるはずだ。 同じ仲間のことはその道の者にはすぐわかる。 同類のものは互いにその事情に通じている、という意味。
● 蛇(じゃ)は一寸にして人を呑む
大蛇は一寸くらいのころから、自分よりはるかに大きな物を呑む位の勢いがある。 偉人や英雄は幼少の頃から常人と違った気概があるというたとえ。
● 蛇は竹の筒に入れても真っすぐにならぬ
根性の曲がっている者は、どんなにしても治しにくいこと。
● 草を打って蛇を驚かす
ある一人を叱って、関係する他の人を戒めること。また、何気なくしたことが意外な結果を招くたとえ。
● 蛇の生殺しは人を噛む
生命力の強い蛇は簡単には死なず、半殺しにされてもまだ生きていて何をするか分からない、ということから、物事の決着をうやむやにしておくと、後で害を受けることがある、というたとえ。
● 竜頭蛇尾(りゅうとうだび)
頭は竜で尾は蛇、ということから、始めは勢いが盛んであるが、終わりは振るわないこと。
・・・そうならぬようにがんばりたいです。 (院長)
♡ 事務からのお願い ♡
事務スタッフ 末原
12月から新規の保険証が発行されなくなり、マイナ保険証の運用がいよいよ本格的になりました。マイナ保険証をお持ちでない方は従来の期限内保険証か資格確認書を使用できます。 今まで利用されていた保険証も期限内は利用できますので捨てないようにしてください。
今までは月初めに保険証をお預かりして保険証がお変わりないか確認をさせていただきましたが、マイナ保険証は事務スタッフがお預かりすることはできなくなりました。 そのためこれまでの受付方法を変更していますのでご協力をお願いいたします。(従来の保険証を利用される方も同様です)
◎まず、受付に来られたら順番に受付簿にお名前を記入ください。 その後診察券や予約表、その他医療証や公費負担の冊子をお預かりします。 マイナンバーカードはご自身に顔認証付きカードリーダーで読み込ませていただきます。 お一人ずつ操作していただきますので受付にお時間がかかるときもあると思います。 受付がまだの方は受付簿にお名前を記入してから椅子に座ってお待ちください。 事務員が順番にうかがいますので、診察券や従来の保険証、マイナンバーカード等を受付台に置かないようご自身で管理をお願いします。
もし、受付簿に名前を書いたのに事務からお声かけがない場合はお申し出ください。
◎マイナ保険証は本人が来院されるときは顔認証できますが、ご家族のみで来院されるときは暗証番号を入力していただきますので前もってのご確認をお願いします。 何度も入力を失敗するとロックがかかり、再度役所に行って登録しなければならなくなります。
<<<待ち時間が少なくなるように頑張ります!>>>
♡ 院内旅行記
~秋の神戸ベイエリアを満喫 ♡
看護師 前田
嶋田クリニック秋の職員日帰り旅行で、神戸都市型水族館ATOA、神戸クルージング「コンチェルト」での豪華なランチクルーズを楽しんできました。
朝から青空に恵まれた、いいお天気の中、バスで神戸へ出発。 バスの中では、和子さんの歌声に合わせて、指先を動かし頭と手の体操でほぐしてもらい和やかで楽しい時間でした。
ATOAでは、色鮮やかな魚が泳ぐ姿や、水族館なのにカンガルーやカピバラなどの動物もいて、そのかわいい様子に身も心も癒されました。 また、館内はアートの雰囲気もあり、幻想的な光や色鮮やかなライトで不思議な空間にいるようで心地よい場所でした。
この後、お待ちかねのランチクルーズ、コンチェルトへ乗船。 2つのテーブルに分かれて、目の前で神戸牛のお肉を焼いてもらい、院長先生のテーブルでは、トルコ人のシェフが担当されより一層盛り上がっていました。
柔らかくてとろける神戸牛やお酒を堪能し、澄み渡った青空や心地よい潮風を感じたり、遠くに明石海峡が見えたり非日常を味わうことができ最高でお腹も心も満たされ、バスに揺られて帰ってきました。 このような機会を作って下さった院長、副院長先生に感謝して、また明日からより一層頑張りたいと思いました。
(頼むでえ~(院長陰の声))
♂ 当院からの耳寄りミニ情報 ♀
院長
● 来年度(本年4月~)帯状疱疹の予防接種が定期接種になる予定です。 65才の人を対象に公費助成され、当面は66才以上の人も対象となる予定です。 詳細が決まればまたご報告いたします(当院ホームページや院内掲示等)。
● 当院にご通院されていた方が通院困難となれば、当院から在宅訪問診療いたします。 従来から在宅訪問診療を行ってまいりましたが、「可能な限り最後まで診させていただく」との方針で、必要な方には在宅で対応させていただきます。 ただ、当院のみでは完全な24時間対応は困難で、必要があれば近隣の訪問看護ステーション等と分担して十分な対応が出来るよう、体制を整えて対応いたします。 (詳細はご相談下さい)
(院長)
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