院内報「こころ」Medical Journal KOKORO
◆ 休診日・冬季休診期間のお知らせ ◆
☆11月29日(水)は所用のため、全面休診となります。
☆年末年始の休診期間: 12月28日(木)~令和5年1月5日(金)
12月27日(水)午前診が年内診療最終です。
1月6日(土)午前診より、年始診療開始です。
★ 各種ワクチンただ今実施中!★
★各種ワクチンは、2週間以上の間隔を空けて下さい。★
●当面の新型コロナワクチンについて(要予約):
受付で、直接またはお電話でご予約下さい。
当日、必ず接種券を持ってきて下さい。
当日は予約時間厳守下さい。
ファイザー製のワクチンで行っておりますが、無くなり次第終了しますので、出来るだけ早くご予約下さい!!(年内早々に終了予定です)
★接種券等のお問い合わせは、堺市新型コロナワクチン接種コールセンターまで。
電話: 0570-048-567
●インフルエンザワクチンについて(予約不要):
定期診察時や予約なしで来院されても、診療時間内であれば接種出来ます。 今回からは65歳以上の堺市民の方も有料となります。
☆卵・鶏肉のアレルギーのある人は接種できません。☆13歳以上では、1回接種で十分とされています。
<インフルワクチン接種の費用について>:
(ワクチン代+接種手技料)4000円(税込)です。
☆堺市在住(住民票のある場合)の65才以上の方は、自己負担額が1500円で済みます。
☆無料となる条件の方は、証明できるものを
ワクチン接種当日にご持参ください。
☆無料券をお持ちの方は、当日にご持参下さい。
(接種当日に証明書等や無料券がないと無料になりません。 後日持参されてもご返金できません。)
●成人向けのその他の各種ワクチン(要予約):
当院では、成人向けとしては、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチン、風疹ワクチン等を接種いたしております。
※詳細については、こころ誌第129号(令和3年11月1日号)をご参照下さい(当院ホームページのこころ誌のコーナーをご覧下さい)。
♠ 医学・医療のトピックス解説 ♣
①アルツハイマー型認知症の新薬について
報道で、アルツハイマー型認知症に対する新薬の「レカネマブ」(製品名レケンビ)のことが大きく取り上げられています。 これは、アルツハイマー型認知症が「アミロイドβ」等の異常蛋白質が蓄積して起こると解明され、その「アミロイドβ」の蓄積が進むのを阻止するのがこの薬剤の作用です。 したがって、認知症を「治す」薬ではなく、進行を抑える薬です。 よって、認知症の前段階(軽度認知障害(MCI))が対象となる予定で、対象者がかなり限られます。
2週間に1回の点滴投与を続ける形ですが、非常に高額(年間数百万円)になる予定です。 また、脳内の出血やむくみなどの副作用の可能性があります。 現在一般使用に向けて準備中ですが、実際に恩恵を受けることができる人は1割程度(様々な検査を経て確実に対象者であると診断される人のうち、若い人、程度の軽い人に限定)で、治療できる医療機関も限定される予定です。
過度な期待を持たず、地道に日々の運動や活動をしっかりと行って脳や身体の活性化に務めることが重要と考えます。(院長)
②がんの治療の進歩について
がんの治療も日進月歩です。 色んな治療法が考案・改良され、がんの種類にもよりますが、従来完治が難しかったがんで完治する事例も多くなってきました。
画期的な治療法の1つに「免疫チェックポイント阻害剤」という抗がん剤があります。 従来の抗がん剤は、白血球減少・血小板減少・貧血・胃腸障害・肝腎障害・脱毛等々の副作用に悩まされ、効果も不十分であることも多いのが実情です。 最近開発された新しい機序の抗がん剤である「免疫チェックポイント阻害剤」は、がんによって抑えられている免疫の働きを活性化し、がん細胞を攻撃するリンパ球(T細胞)が活性化される治療法です。
一方、今までになかった副作用(免疫関連有害事象:自分の体の組織が障害されてしまう)が出現することがあり、注意が必要です。
実は私(院長)もこの免疫チェックポイント阻害剤の恩恵を得ております。 ただ、がんの種類や個々人の体質などで効果や副作用が違ってくるので、専門医と十分に相談する必要があります。 (院長)
♡ ウォーキングについて ♡
事務スタッフ 末原
泉北ニュータウンに住んで25年たちますが、子どもと手を離しても安心して散歩ができて、花や緑や紅葉が楽しめる街であることに感動しました。 子育てもひと段落してくると今度は自分の身体の不調と付き合うお年頃になってきました。
歩くことが必要ということで、時間がないときは買い物へ行く時に遠回りしてスーパーまで歩きます。肩の動きのためにはしっかり腕を振って歩かないといけないそうで、小さなお財布に変えて肩かけバッグにして両手を空けました。
そうすると体調は少し良くなったのですが、この夏は暑すぎてどうしてもウォーキングができなくなりました。 そこでクーラーが効いているショッピングモールなどへ車で移動してから買い物をする前に歩きました。 速足で変な人だなあと思われていたかもしれませんが少しでも歩こうと思いました。
また外を歩くにはちょうど良い季節が巡ってきたので秋が深まるのが楽しみです。 食欲と闘いながら景色を楽しみたいです。
♡ 推し活のススメ ♡
看護師 西村
「推し」という言葉をご存じでしょうか? 俗語で『人に勧めたいと思うほどに好感をもっている人』という意味で使われています。 最近は人に限らずアニメのキャラクターや乗り物や建物など人物以外も範疇に入るそうです。 推しを応援する事を「推し活」といいます。 実は私にはいくつかの推しがいます。 1つはバンドグループで、曲を聴き、ネットで動画を観たりしてささやかな推し活を楽しんでいます。 今年は念願叶って初めてコンサートに行くことができました。 その時の興奮や多幸感は今までの人生で味わったことが無いものでした。
2つ目は動物です。 動物が好きなのでSNSでかわいい動物を見たり、散歩している犬や公園の猫をみるだけでとても癒されます。 残念な事に私自身に動物アレルギーがあるので抱っこする事や飼う事はできず、遠隔で愛でるのが精一杯の推し活ですがそれでも十分に満たされています。 欲張らないのも推し活を楽しむポイントです。
好きな物に触れると幸せホルモンが出て前向きな気持ちになり頭がスッキリするそうです。 私も推しがいるおかげで何か辛い事があってもくよくよ考えず手っ取り早くストレスを解消できている様な気がします。 皆さんも昔好きだったものを思い出したり既に身近にある自分の好きな事や物について改めて考えてみるところから推し活を始めてみるのはいかがでしょうか?
♂ 「第23回有老協・シルバー川柳」入選作のご紹介 ♀
全国有料老人ホーム協会が、毎年「敬老の日」に向け公募している「有老協・シルバー川柳」の今年の入選作品が決定いたしました。 私は毎年発表を楽しみにしています。 「日常のちょっとした出来事が詠まれ、ユーモアを交えてチクッと一言添えた一句に思わず納得。 今回も、高齢者目線ならではの暮らしの視点に感心したり、ほっこりする秀逸な作品が集まりました(有老協 選考委員会)」とのコメント通り、思わずくすっと笑ってしまいました。 ご披露いたします。 どうぞほっこりして下さい。 (院長)
<有老協賞作品>
リハビリに ビリは嫌よと 精を出し
<入選作品>
棋士よりも 菓子が気になる 名人戦
脱マスク よけい分からぬ 誰だっけ
自己紹介 名前、出身 趣味、持病
5時起床 7時散歩で 9時昼寝
同窓会 アルバム持参で 顔認証
どうしよう 昔のことも 忘れてる
髪の毛が 許可なくどんどん 離脱する
宿題を 孫に頼まれ 闇バイト
翔平か 朗希にしよう 孫の名は
断捨離の リストに載せるな 俺の名を
免許より 夫返納 したい妻
そう言えば 妻も何度も 変異した
どの顔も 詐欺師に見える インターフォン
古稀過ぎて トイレの回数 異次元へ
最近は 神も仏も そばにいる
AIに 冥途の行き方 聞いてみる
国葬は しなくていいと 遺書に書く
樹木葬 スギとヒノキは 避けてくれ
初サウナ ととのうはずが 脈乱れ
痛いのは こことあそこと あら全部