◆ 当面の休診日のお知らせ ◆

 当面の休診予定日をお知らせいたします。

*1月:1月14日(土)、1月28日(土)は休診。

*2月:2月25日(土)は休診いたします。

*3月:3月3日(土)、3月24日(土)は休診。

*4月:4月14日(土)、4月28日(土)は休診。

◎土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は予め必ず電話にてご確認下さい。


   

☆龍(辰)にまつわる格言・ことわざ☆

   ・・・年始恒例、院長が、首ったけで調べました

  

 皆様、明けましておめでとうございます。 今年は十二支五番手の辰年です。 「辰」は「動いて伸びる」「整う」の意味とし、草木が盛んに成長し形が整った状態を表すと解釈されています。 後に「龍(竜)」が割り当てられ、それは十二支の中で唯一実在しない架空上の生き物です。 中国では鳳(ほう)・亀(き)・麟(りん)とともに四霊として尊ばれ、強くて立派なものという意味合いが強く、今年こそは何事も昇竜のように登り調子になって欲しいものです。 「辰」は、方角でおよそ東南東の方向、時間ではおよそ午前7時~午前9時を指し、旧暦3月を「辰の月」と呼びます。

 なお、今年の干支は壬辰(みずのえたつ)で、「壬」(みずのえ・じん)は十干の九番目「水の兄」で、海洋や大河の水を象徴するそうです。 「壬」の字は、「妊」の意味で、草木の内部に新しい種子が生まれた状態を表しているそうです。まさに日本が生まれ変わっていく年にしたいですね。 「壬」の年の恵方は北微西(やや西寄りの北)になります。(恵方にはその年の福徳を司る神・歳徳神(としとくじん)が降臨し、立春から節分までの一年間、諸々のことに大吉とされる方位です。) 今年の節分には北でやや西寄りを向いて「恵方巻き」を食べましょう。

 年始恒例のことわざ調べ、年頭にあたり、龍(辰)にまつわる格言・ことわざ・比喩を調べてみました。 やはり龍は英雄、豪傑の象徴とされていますね!

 以下、龍に関する表現を見ると元気が出ます!

   

●雲蒸龍変(うんじょうりゅうへん)

 雲がわきあがり龍がそれに乗って不思議な働きをする。英雄・豪傑が機会を得て世に出て活躍するたとえ。

⇒ <類義語> 飛竜乗雲(ひりゅうじょううん)、竜驤虎視(りゅうじょうこし)(竜のようにのぼり、虎のようににらむこと)、竜蟠虎踞(りゅうばんこきょ)(竜がとぐろを巻き、虎がうずくまるように、すぐれた能力を存分に発揮すること)

●竜は一寸にして昇天の気あり

 俊才は幼い時分から非凡な所があるということ。

●竜に翼(を得たる如し)

 もともと強い竜に翼を与えれば無敵となることから、勢いの強い者に更に威力を添えることのたとえ。「鬼に金棒」と同じ意味でしょうか。

●竜の雲を得る如し

 竜が雲を得て天に昇るように、英雄豪傑などが機に臨んで盛んに活躍するたとえ。

●登竜門(とうりゅうもん)

 「竜門」とは、黄河上流にある竜門山を切り開いてできた急流のことで、その竜門を登りきった鯉がいたならば竜になるという言い伝えから、人の立身出世の関門を「登竜門」と言うようになったそうです。

●竜虎の争い

虎や竜同士が戦うように二人の強い者が戦うことのたとえ。 阪神と中日の戦いではありませんゾ!

●画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)

よくできていても、肝心なところが欠けているために完全とはいえないこと。

●逆鱗に触れる(げきりんにふれる)

 天子の怒りに触れること。 転じて目上の人を激しく怒らせること。 逆鱗というのは竜のあごの下にある逆さまに生えたうろこのことで、このうろこに触れると竜の怒りを買うという伝説からきているという。

●竜頭蛇尾(りゅうとうだび)

初めは勢いがよいが、終わりの方になると振るわなくなること。 そうならぬように気を付けましょう。

・・・ 皆様、良い年にしましょう!(院長)


  

◆職員日帰り旅行に参加して◆  

     水の都大阪・紅葉の箕面~満喫の旅~

             事務主任 宮崎朋子 

   

 毎年秋の深まる頃に職員旅行に連れて行ってもらっています。 過去には白川郷や湯布院など1泊旅行もありました。 今回は去年の11月29日に一番身近な大阪めぐりをしてきました。 まずバスに乗り込み、高速で大阪市内に。 あっという間に水上バス「アクアライナー」の乗り場に着き、水上から大阪の街を眺めました。 ちょうど紅葉の時期でしたが、春には桜、クリスマスにはイルミネーションと四季折々の風景が見られますよ。 次に復興80周年で、きれいになった大阪城天守閣に登ってきました。小学校の遠足以来でしょうか、絢爛豪華な時代に思いを馳せて見学しました。

 ランチタイムをはさみ、午後からは箕面の勝尾寺と箕面公園を散策しました。 勝尾寺は名の通り勝運の願い事をするお寺で、本堂までの参拝道には願いが込められた「だるま」がびっしりと並べられていました。 そして箕面の滝へと移動し、名物の「もみじのてんぷら」を食べながら、公園を歩きました。 思ったよりたくさん歩きましたよ。 きっと大阪にはまだ訪れていないけどいいところがたくさんあると思います。 年に1度の職員旅行、来年はどこかな~って楽しみにしています。


         

◆医学おもしろ雑学◆ :  人体の中にある「島」って?

   

◆「ランゲルハンス島」ってどこにある島?◆

 さあ、世界地図で調べて下さい。 あれ、載ってないって? そうです、実は人体の中にある「島」なのです。 膵臓の中に、まるで島状に散らばっている組織で、顕微鏡でないと見えない小さな島なのです。 しかしこの膵臓の島は重要な働きがあり、特に、島の中のβ細胞と呼ばれる細胞がインスリンと呼ばれるホルモンを分泌しており、働きが低下すると糖尿病になります!!「島」(insula)で産生される物質だからインスリン (insulin) と命名されたわけです。

   

◆ 脳の中にある「島」って?? ◆

 話がちょっと難しくなりますが、大脳は、外見上

は(前から)前頭葉、頭頂葉、後頭葉、そして外側に側頭葉と、4つの部分に別れています。 そのうち、前頭葉~頭頂葉の下部と側頭葉の上部の間に深い溝(外側溝)があり、その溝に手を入れて脳の一部をめくり上げると(イメージして下さい)、その底にもう一つ大脳の組織が隠れていて、それが「島」(「とう」と呼びます)です。 大脳の組織の深い窪みにぴったりとはまり、まるで「海に浮かぶ丸い小島」のような形をしています。 

 この「島」の働きは、全身からのいろんな感覚を受けとった上で、願望と渇望、恐怖、嫌気、怒り、悲しみなどの気持ちに翻訳することのようです。 一例としては、麻薬やタバコといった習慣性・依存性があるものに対して、また「欲しい」と強く感じることに関連する場所であるようです。

   

◆その他、人体の中の、地理のような名前の部位◆

◎中脳水道・・・脳の中にある空洞、つまり脳室の部分の名前で、中脳の内部を貫通する部分。

◎上丘・下丘・・・中脳の上面にある、丘のように見えるところ。 視覚や聴覚の中継点になっている。

◎肩峰・・・肩甲骨の上外側の部分で山の峰状の形。

◎神経叢(しんけいそう) 「叢」は「くさむら」の意

・・・ 神経がまるで「くさむら」のようにからみ合って見える網状構造。 一例として、腕神経叢というものが肩の鎖骨の下を走っていて、オートバイの転倒事故で損傷しやすいことが知られています(腕が動かなくなります)。

   

・・・以上、少し難しかったでしょうか。(院長)


   

☆☆今号の、院長のお勧めの本☆☆

  

 この年末年始に集中して数冊の本が読めましたが、スペースが残り少ないので、その中のお勧め本を1冊だけご紹介させていただきます!

    

 ◇幻冬舎新書:「『持っている人』が持っている共通点」  小笹芳央著 740円+税 

 スポーツの石川遼、イチローなど、奇跡を何度も起す「持っている人 」には、他人・感情・過去にとらわれず、謙虚さ・感謝を忘れず、信頼を築くという、共通した行動原理があることがわかりました。 その行動原理が「運」をも味方にしているのです。 ぜひ、ご一読を!! (院長)