院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆ 当面の休診日のお知らせ ◆
当面の休診予定日をお知らせいたします。
*10月:10月8日(土)、10月22日(土)は休診。
*11月:11月5日(土)、11月19日(土)、11月29日(火)は休診いたします。
*12月:12月3日(土)、12月24日(土)は休診。
◎土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は予め必ず電話にてご確認下さい。
☆ 開院15週年を迎えました!!
これからも精進いたします ☆
平成8年10月に当院を開院させていただいたのがついこの間のように思えます。 ここまで無事にやって来れたのは、ひとえに、通院してくださっている患者さん、当院のスタッフの皆さん、地元の方々、当院に関わってくださっている各種業者の方々・・・等々、多くの方々のご協力のおかげと大変感謝しております。 特に患者の皆様には、医療を行わせていただくことを通じて、大変多くのことを学ばせていただきました。 私の尊敬する医者の先輩から「患者さんが医者を育ててくれるのだ」と繰り返し教わり、患者さんとしっかりと向き合うことを意識して診療してきました。
思えば、この15年、がむしゃらに走ってきたように思います。 私たちは、お一人お一人に、誠意を持って、その時々の状況に応じた適確な医療をさせていただくことをモットーに、がんばってまいりました。 しかし今一度立ち止まって初心に帰って、今まで自分たちがやってきたことを振り返り、これから目指すべきことを改めて考え直す機会にしたいと考えております。
皆様の「かかりつけ医」として、さらなる精進を重ねて行く所存ですので、これからも叱咤激励をどうぞよろしくお願いいたします。
なお、この15周年を機に、院内の壁のクロスやトイレの床などではがれているところの補修を10月下旬をめどに行なう予定です。 少しリニューアルしたクリニックをお見せしたく思います。(院長)
☆季節性インフルエンザワクチン接種のご案内☆
インフルエンザワクチンを接種させていただく時期がまたやってまいりました。しかし、先の東日本大震災で現地のワクチン製造工場が被害を受けた影響などで、今回の季節性インフルエンザワクチンの供給量が減ることとなり、各医療機関への割り当てが減らされる見通しとなりました。そのため、当院では、例年当院で接種されている方に限定して接種させていただくことを原則といたします。
この季節性インフルエンザワクチンには、2年前に流行した新型インフルエンザワクチンが含まれています。 効果は確実とは言えませんが、特に病弱のご高齢者ではインフルエンザが重症化しやすく、ご高齢者では接種する意義があると考えております。 おおむね高校生以上では、ワクチン接種は1回接種で十分とされています。 ワクチン接種を希望される方は、受付までご連絡・お申し込み下さい。 なお定期受診されている方は受診の際に接種できます。(詳細は受付まで)
◆初めて当院を受診される方(新患):3500円
◆前回受診から間があいている方(初診):2600円
◆定期受診されている方・2回目(再診):2100円
◎堺市在住の65才以上の方は1000円の窓口負担で済みます。
◎無料券は、ワクチン接種当日にご持参下さい。
◆初期の認知症になっていませんか?
健診時に認知症を拾い上げるテストを実施中!◆
超高齢化社会が到来する中、認知症高齢者が急増し、今や85歳以上の人の4人に1人が認知症に罹患していると言われ、将来的には65歳以上の人の1割が認知症になると推計されています。 認知症の原因疾患は、過半数がアルツハイマー型認知症で、今後さらにその頻度は増えていくことが予想されています。
一方、アルツハイマー型認知症の治療薬が次々と開発され、認知症の初期のうちに投与が開始できれば、認知症の進行をかなり抑えることができるようになってきました。また、薬物療法だけではなく、適切なサポートやケアを早期から行うことで病状の改善に大いに役立つことも実証されています。 なお、認知症の原因の中には内科的疾患や手術で治るものなど、早期に発見すれば「治る」認知症もあります。 私たち医者にとっても、認知症にかかった人たちを初期のうちに見つけて治療につなぐことが重要となってきております。
私は神経内科を専門としておりますので、認知症の疑いのある方々の診断や、認知症の方々の治療、ご家族への指導等に当たらせていただいておりますが、ご本人やご家族からの相談や訴えがない場合には、そんな私でもまんまと認知症の存在に気付かずに見逃してしまっていることが少なからずあります。 認知症(特にアルツハイマー型認知症)の初期の人はご本人もご病識がないまま、物忘れをうまく取り繕ったり、もっともらしくふるまったりすることができるからです。
<認知症の早期発見のための提案>
・ご家族やご親族など、普段密に接している人が「認知症ではないか」と気付き始めた時に、当人のかかりつけ医にその情報を早く伝えることが重要です。
・認知症を拾い上げるテストの実施
当院では、後期高齢者健診などの際に、認知症の拾い上げのための簡単な検査を行っております。 疑い例は改めて診正式なテストをします。 (院長)
・野菜ジュースで健康管理・ 事務主任 森永真紀
私の家では父親が家庭菜園をしていて、旬の野菜をいつも作ってくれています。 毎年夏になるとゴーヤが沢山採れ、いつも困る位なのですが、自宅の近くに貸し農園があり、遠くから来られているおじさんに今年はゴーヤジュースの作り方をおしえてもらいました。
最初は、半信半疑でジュースを作って飲んでみると、苦みもなくとても美味しく最近では毎朝、家族でゴーヤジュースを飲むのが習慣になってきました。 ゴーヤがなくなれば、次は何の野菜を使用しようか?と今は思案中です。 少しゴーヤの時季は過ぎてしまいましたが、来年思い出しでもらえたら、レシピを紹介しますので作ってみて下さい。
☆ゴーヤジュース・レシピ☆
・ゴーヤを半分に切って種を取り、適当な大きさに切る。
・バナナ1本も適当な大きさに切り、ゴーヤと一緒にミキサーに入れる。
・牛乳又は豆乳をコップ1杯と半分入れ、ミキサーすれば出来上がり!
少し長めにミキサーすればまろやかでより飲みやすく美味しいですヨ!
大阪は自然災害が少ない?? 地の利に感謝
今年は東日本大震災や大きな台風による被害など、「自然の脅威」をまざまざと見せつけられた年でした。しかし、ここ大阪の地は台風が来ても大した影響がないことが多いように思います。 地理的に、四国山脈と紀伊山地が台風の風雨をさえぎることで被害が出にくいと言われてきたようです。 実際に、自然災害が少ないことで古代から農業が発達し、さらに大阪湾という自然の良港もあって、人が自然に集まって都市機能が発達してきたという歴史があります。
やはり自然災害の少ない所がいつしか選ばれて、古代からの国の中心地になったのでしょう。 京都や奈良の都だったあたりも災害が少なかったように思います。
しかし、そんな大阪も、調べてみるとかつて大きな災害に見舞われたことがあります。
江戸期以来では、
・安政の大地震(1854年):この時は大津波が大阪湾沿岸を襲った。
・明治大洪水(1885年):大雨により淀川が決壊し、大阪市内全域が浸水。
・第一室戸台風(1934年):大阪・兵庫・京都の3府県で約1万5千人の犠牲者、
・ジェーン台風(1950年):大阪市の広範囲が浸水。
油断大敵ですね。 (院長)