院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆ 当面の休診日のお知らせ ◆
当面の休診予定日をお知らせいたします。
*1月:1月15日(土)、1月29日(土)は休診。
*2月:2月12日(土)、2月26日(土)は休診。
*3月:3月1日(火)午前診は研修のため休診。
さらに、3月12日(土)、3月26日(土)は休診。
*4月:4月9日(土)、4月30日(土)は休診。
◎土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は予め必ず電話にてご確認下さい。
☆兎(卯)にまつわる格言・ことわざ☆
・・・・・ 年始恒例、院長が、首ったけで調べました
皆様、明けましておめでとうございます。 今年は十二支四番手の卯年です。「卯」は「茂」(ぼう:しげるの意味)または「冒」(ぼう:おおうの意味)で、草木が地面を蔽うようになった状態を表わしているそうで、さながら初夏のころのイメージでしょうか。 動物の兎が割り当てられ(ベトナムでは兎ではなく猫が割り当てられる)、「卯」は、方角で東の方向、時間ではおよそ午前5時~午前7時を指し、旧暦2月を「卯の月」と呼びます。
なお、今年の干支は辛卯で、「辛」(かのと・しん)は十干の八番目、「金の弟」で、宝石や貴金属など小さくて精練された金属を象徴するそうです。 「辛」の字は新(あたらしい)で、草木が枯れて新たな世代が生まれようとする状態を表しているそうです。 停滞気味の日本、それを打破する年になるといいですね。
「辛」の年の恵方は南微東(やや東寄りの南)になります。(恵方にはその年の福徳を司る神・歳徳神(としとくじん)が降臨し、立春から節分までの一年間、諸々のことに大吉とされる方位です。) 今年の節分には南でやや東寄りを向いて「恵方巻き」を食べましょう。
年始恒例のことわざ調べ、年頭にあたり、兎(卯)にまつわる格言・ことわざを調べてみました。 兎は、「因幡の白兎」「かちかち山」などでは、どこか狡猾に描かれていますが、日本で月の模様を兎に見立てるようになったのは、仏教説話で献身の象徴になっているからだそうです。 また、多産で繁殖しやすく、足が速くて躍動感があるため、西洋では豊穣や生命力の象徴とされ、復活祭のイースターバニー、幸運のお守りなどになっています。 なお、昔からウサギを「羽」と数えますが、これは、仏教で四足の動物を食べることを禁じられていたため、鳥として扱ったからなどの説があります。(前置きが長いゾ、と言われそうですね)
●兎の上り坂
兎は坂を登るのが早い。 物事が良い条件で順調に進むことのたとえ。今年はそうありたいですね。
●始めは処女の如く後は脱兎の如し
始めは弱く見せかけ後で兎のごとくすばやく行動する。始め弱くよそおい油断させ、後に別人のように力を発揮すること。「能ある鷹は爪を隠す」という言葉に通ずるものがありますね。
●二兎を追う者は一兎を得ず
二匹の兎を同時に追う事で一匹も捕まらない。同時に二つの事を得ようとするとどちらも成し遂げられないという戒め。 その通りです、ハイ。
●兎の糞
兎の糞はコロコロしていて繋がっていないことから、長続きしないことや、思うようにはかどらないことのたとえ。 余談ですが、医療でも、「コロコロ便」のことを「兎糞状便」と表現します。
●兎の逆立ち
兎が逆立ちすると長い耳が地面に擦れて痛い。そのことから「耳が痛い」「嫌味に聞こえてつらい」という意味。江戸時代に良く使われたシャレだそうです。
●兎の角、亀の毛(亀毛兎角)
ありえないことのたとえ。 そのとおりですが、「とにかく」は「兎に角」と書きますが・・・。不思議に思って調べると、これは当て字だそうです。
●株を守りて兎を待つ(「株を守る」とも言います)
昔のやり方にこだわって前に進まない、融通のきかないことのたとえ。 そうならぬよう心掛けます、ハイ。
・・・・・ まだまだたくさんありますが、紙面の都合でここまでにしておきます。 年頭にあたり自分の生き方の教訓としたいと思います。
◆4年ぶりの健康教室 そのご報告 ◆
事務スタッフ 佐藤雅代
昨年12月9日(木)に栂文化会館にて4年ぶりの健康教室を開催しました。 たくさんの方々にご参加いただきありがとうございました。 今回は「認知症を予防するための日々のこころがけについて」をテーマに院長からお話しさせていただきました。認知症のメカニズムや治療法に加え、日々の心掛け次第で予防が出来たり、少しでも進行を遅らせることも可能という話が、大変参考になりました。 当日アンケートをご記入していただいた中にも、「大変参考になった」「今後に生かして行きたい」等のご感想をたくさんいただきました。 また、次回のテーマとして、関節痛、甲状腺疾患、生活習慣病、在宅医療、自律神経、消化器疾患などのご希望をいただきましたので、参考にさせていただきたく存じます。 アンケートの中で、クリニックに対するご要望やご意見もいただきましたので、今後の宿題として取り組んで行きたいと存じます。
今後も年に1~2回、健康教室を開催いたしたく考えておりますので、ご参加をよろしくお願いいたします。 (院長)
◆職員日帰り旅行に参加して◆ 嵯峨野~嵐山方面
看護師 山戸直子
昨年の12月1日(水)、待ちに待った年1回の職員日帰り旅行(嵯峨野~嵐山方面)、院長の手作りのしおりを手に取り、小学校の遠足のように心はずみ前夜は眠れず。 旅行当日は「前日の天気はどこへ」の快晴(前日は、突風・雨・寒さと荒れまくっていた)、これも院長パワー(院長は「晴れ男」)、職員の精進の良さ(笑)か。 私は当院に勤務して早13年になる。 就職した年から職員旅行が始まり、毎年いろんな所に連れて行っていただいた。 普段勤務の時は、院長・副院長・職員同士となかなかじっくりと話す間もなくバタバタして終わる。 この時ばかりはと話が弾む。
サロン付きバスの中では、色々な話に花が咲き、院長によるガイドも入り、また、職員によるビンゴゲームなど(賞品は院長からいただく)に興じ、あっという間に京都に着いた。 真っ赤に染まったもみじに納得、 思わず葉っぱをひらい、パンフレットに挟む。 昼食は嵐山辨慶で京懐石料理に舌鼓、院長から「食べれますか?」(偏食の強い私)「はい」と苦笑い。 午後より、お土産を買い求める皆、その後金閣寺へ。 まばゆいばかりに黄金に映えるのを見て、修学旅行の高校生、「写メールすると金運が上がる」と。 それにあやかろうとそれぞれにシャッターを押している。 院長、ここでもカメラマンに変身、「ハイチーズ」。 美人に撮れたかな? それから抹茶、和三盆のお菓子を頂く(細かいご配慮、ありがとうございます)。 楽しい旅行も終わりに近くなった帰路の車中、京都ヤサカタクシーの四ツ葉のタクシーに出会った(1400台のうち3台。残りは三ツ葉)。 院長の案内、めったに見られないと。 皆に幸福あるように。
クリニック駐車場にバスは着いた。 あっと言う間の1日であった。 充電できたので、また明日から患者さんとふれあい、笑顔を忘れず元気に勤務します。
院長、副院長、ありがとう。 お疲れ様でした。
_/_/ 年頭に歩きながら考えたこと _/_/
昨年はNHKの「龍馬伝」や「坂の上の雲」を見て、昔の日本人の立派さを改めて思い知った方も多かったでしょう。 私もその1人です。 黒船到来で慌てて「攘夷」を叫ぶのも束の間、発想を切り替え、外国の良いところをどんどんと吸収し、今までの習慣さえも捨て去る柔軟性。 しかし、「和魂洋才」という言葉が示すように、あくまで日本の発展のために外聞を捨てて「実」を取る、たとえ諸外国から「猿まね」とさげすまされても近代化を押し通した先見の明は、日本が誇るべき歴史と思います。 日本が植民地にならず今日の日本があるのは先人たちのおかげと実感しました。 しかし現在ではこの柔軟性が、国際社会の中で、「どっちつかず」「八方美人」「優柔不断」といった弱味になって出ている気がします。 先人たちの「日本をどうしたらいいのか」という気概を、世の政治家に持ってもらいたいものです。傍観者ではなく、子孫たちのためにも、私たちも「何ができるのか」を考え行動せねばなりませんね。(院長)