院内報「こころ」
Medical Journal KOKORO
◆ 当面の休診日のお知らせ ◆
当面の休診予定日をお知らせいたします。
*3月:3月3日(土)、3月24日(土)は休診。
さらに、3月22日(木)の夜診は研修のため休診。
*4月:4月14日(土)、4月28日(土)は休診。
さらに、4月26日(木)の夜診は研修のため休診。
*5月:5月19日(土)は休診いたします。
*6月:6月9日(土)、6月23日(土)は休診。
*7月:7月7日(土)、7月21日(土)は休診。
◎土曜日は不定期に休診いたしますので、ご予約なしに受診される場合は予め必ず電話にてご確認下さい。
◆ 大阪府・認知症コールセンターのご案内◆
今や超高齢化社会の到来の中で、認知症の方がどんどん増えて行っています。 ご家族の方々も、認知症にどう向き合えば良いのか、戸惑うことが多々あると思います。 そこで、認知症に関する様々な相談に乗ってくれる窓口が出来ましたので、ご案内いたします。 どうぞご活用下さい!
『NPO法人・認知症の人とみんなのサポートセンター』
●大阪府下にお住まい・お勤めの方が対象
●電話番号:06ー6977ー2051
(月・火・木・金の10時~16時(祝日や年末年始を除く)
なお、当院院長も、神経内科専門医として、また、大阪府の『認知症サポート医』として、診療やご相談にあたっております(要予約)。
◆健康に関する最近のニュースより◆
・禁煙・節酒…健康習慣一つの改善でがんにかかるリスク14%減!
(2012年3月5日 読売新聞より)
禁煙、節酒など健康的な生活習慣を多く実践する人ほど、がんの発生リスクが低くなることが、約8万人を対象にした国立がん研究センターの追跡調査で分かりました。 がんの要因である喫煙、飲酒、食事(塩分)、運動、肥満度の5項目について、項目数が増えるほど、がんリスクは低下し、
1項目増えるごとに男性は平均14%、女性は平均9%下がる傾向が見られました。 がん予防につながる健康習慣を複数組み合わせることで、がんのリスクが段階的に低下するので、禁煙・節酒を励行し、塩分控えて、食べ過ぎず、しっかりと運度し、肥満解消すれば、がんにかかりにくくなりますゾ!
・喫煙死 年13万人、高血圧での死亡10万人、運動不足による死亡5万人!(2012年1月28日朝日新聞より)
喫煙ががんの大きな原因で、高血圧が脳卒中などの血管障害の大きな原因であることはご存知のことと思いますが、東大や阪大などの研究者が、喫煙・飲酒・高血糖・肥満・運動不足など16の項目について、それが原因で2007年に日本人がどれだけ死亡したか分析しました。 その結果、各危険因子が原因で死亡した人数が判明しました。 <以下、危険因子ごとの国内の年間の推定死亡者数>
●第1位:喫煙・・・12万9千人死亡(1年間)
●第2位:高血圧・・・10万4千人死亡(1年間)
●第3位:運動不足・・・5万2千人死亡(1年間)
●第4位:高血糖・・・3万4千人死亡(1年間)
●第4位:高塩分摂取・・・3万4千人死亡(1年間)
以下、飲酒、ピロリ菌感染、高LDLコレステロール、C型肝炎ウイルス感染、不飽和脂肪酸摂取の少ないこと、肥満・・・と続きます。 これらは生活習慣の改善や服薬管理で大きく改善しますヨ!
・死亡率1位は青森、長生き長野
(2012年3月2日 毎日新聞より)
厚生労働省は都道府県別の年齢調整死亡率(統計上の処理を行い年齢構成をそろえた場合の死亡数)(2010年)を算出し、発表しました。
死亡率が低いのは、男性が1位長野・2位滋賀・3位福井の順。女性は1位長野・2位新潟・3位島根。 逆に死亡率が高いのは、男性が1位青森・2位秋田・3位岩手と、と東北地方が続いています。女性は1位青森・2位栃木・3位和歌山。
長野の死亡率が低いのは、「食生活の改善運動や病気の予防対策に熱心に取り組んでいるためでは」と指摘。 東北地方で高い地域が目立つのは「塩分摂取量などの食生活や喫煙といった生活習慣などの要因が考えられる」としています。 実際に、喫煙率や塩分摂取量は東日本、特に東北が高くなっています。(以上、院長)
◆在宅医療について◆
看護師 平井 由加理
当クリニックは、神経内科ということもあり、内科の病気以外にも様々な疾患をもっている方が通院されています。 しかし、年齢や疾患の影響で、今まで通院できていた方がしだいに通院困難になってくる場合が出てきます。 その上最近は、体調が悪くなり入院しても病院での入院期間が短くなってきているため、早期に退院を促されるような状況です。
そのような方々に、当クリニックでは、訪問看護ステーション等と連携をとって、自宅を訪問し医療を提供する在宅医療を行っています。
急病になると、自宅に医師を呼ぶ「往診」とは違い、期日を事前に予告し定期的に診療を行います。
超高齢社会を迎え通院困難になった方や、入院ではなく自宅で過ごしたい方が快適に療養する方法の1つです。 在宅医療は、入院医療、外来医療と並ぶ第3の医療といわれています。
しかしながら長期的な自宅での療養はご家族への負担も大きくなってしまいます。 訪問看護や訪問リハビリ、訪問入浴、ヘルパー、薬局、デイサービス、ショートステイ等の資源を活用し、ご家族の負担軽減も考えていく必要があります。
在宅療養のための制度等はわかりづらい事も多くあります。 そんな時は、地域の包括支援センターやケアマネージャーさんに詳しく聞くことが出来ます。
在宅医療についての詳細はクリニックにご相談下さい。
◆ヘルパー2級取得しました◆
事務スタッフ 佐藤 雅代
以前から興味があり勉強したいと思っていたヘルパー2級養成講座を昨年受講しました。
講座の中で実技スクーリングでは色々な体験をします。 その中でオムツをつけることの気持ち悪さと恥ずかしさを感じたり、ベッドで寝たまま食事をしたときの飲み込みにくさ、麻痺があるときの衣服の着脱の難しさ、アイマスクをつけ白杖で外を歩く怖さなどさまざまな体験をしました。 その体験を活かし身体の不自由な方のお手伝いが出来たらと思っています。 介助のコツなども学びましたが、人によって手伝ってほしいところも違うのでこれからもっともっと経験を積まないといけないと感じています。 私のまわりでもそろそろ親の介護の話が出てきます。 ヘルパー講座は時間もお金も少しかかりますが、例えば南区だったら5月頃に『赤十字健康生活支援講習』というのが南支所で無料で開催されています。 私も参加したことがありますが、介助のコツをみんなで楽しく学べました。 興味がある方にはお勧めです!!
♯日常診療から:院長のメッセージ♪
◆健康食品なら安全!と思っている方へのご注意
健康食品は「食品」だから安全と思っていませんか? 実は薬に近いものも多く、副作用が出ることも多々あります。 たとえば、肝臓に良いとされるウコンですが、ウコンで肝臓障害が出現して中止して良くなったという、笑えない話もあります。 また、ハーブ類が、服用している薬の働きを変えてしまうことがあります。 健康食品やサプリメントを摂っておられる場合は、担当医に必ずご相談下さい。
◆薬の服用状況を正確にお伝え下さい!!
担当医は処方している薬を服用されているものと考えて診察しているので、たとえば、高血圧で降圧剤をもらっているのに服用があまりできていない場合、当然血圧の下がりが悪く、担当医は薬が十分効いていないものと判断して、薬を強める・・・そして患者さんが薬をきっちりと服用し出したとたん、血圧が下がり過ぎて倒れる・・・ということが時々あります。 薬を飲み忘れたりしている場合は、担当医に正直に必ず伝えて下さいね。 (院長)